平成314月度「朝の懇親会」議事録

日 時: 平成31519日(日) 9301130

場 所: 柏パレット3

出席者: 大西、芝田、佐藤(正)、今田、三好、山田、前中、野口、川崎、

大平、高木、柳川、原、川島、川端(俊)、辻(和)、徳岡、今村、辻(久)

阪口以上 20名 

(敬称略、順不同)

             司会 徳岡氏 

1.      開会の挨拶(徳岡氏)

おはようございます。定刻となりましたので朝会を始めます。今回から持ち回りで司会をすることになり、御指名ですので私が行います。

本日の講演は、柳川さんが在職しておられた「平和不動産をしっていますか?」という演題でお願いしていますので楽しみにしてください。

では、最初にいつものように各自順番に3分程度で近況報告をしていただきたいと思いますが、今までの朝会では時間オーバーする方も見受けられましので、今日は簡潔にまとめて予定時間内でお話ししていただきたいと思います。

2.近況報告

 参加者順番に、最近行っている家庭菜園情報、最近行った旅行(対馬、隠岐・小笠原諸島・ハワイ・ベトナムなど)の思い出・感想やその地域の由来など、朝会の日程及び講演者予定、まだ決まっていない月の講演者募集、女子会、千葉県校友会活動(今年春の歴史探訪など)の紹介、健康管理、地域老人福祉ボランティア活動、南柏モラロジー研究所で行っている(天皇陛下御即位記念特別展)の紹介、趣味にまつわる話(ゴルフ成績・ウオーキング仲間の活躍・歌謡ショー鑑賞・プロ野球観戦・城巡り、開智小学校の国宝指定、運河他ハイキング・チュウリップ鑑賞・サッカー鑑賞・アイボ名づけなどの紹介等)、最近の高齢者による交通事故に伴い日本と欧米との交通手段変遷比較、県校友会ゴルフコンペの報告、令和の選考由来(万葉集から抽出)家族の病気回復報告、最近かかった病気・治療方法・健康維持方法、など様々な話題についての紹介、報告がなされた。

3.(徳岡氏)

 ○ありがとうございました。では少し休憩を取り柳川さんの講演に移りたいと思います。

4.講演

講演者: 柳川道雄氏(昭和51年法学部卒)

演題:  平和不動産をしっていますか?

@   入社後の略歴紹介

昭和51年平和不動産大阪支店入社後、平成26年退社後系列会社平和サービスに入社するまでの略歴の紹介がなされた。

A   不動産業界の事業領域

1.   開発事業―不動産開発、都市再開発、土地区画整理、宅地開発事業など

2.   分譲事業―住宅分譲(戸建・マンション分譲)、法人向け分譲(1棟売りマンション等の投資用物件の分譲など)

3.   賃貸事業―企業、個人が所有する不動産を住宅、オフィス、商業施設、ホテル、物流施設などとして賃貸、賃料を得る事業。

4.   流通事業―不動産の売買、交換、賃貸の仲介業務。

B   不動産会社の規模

平成27年度の不動産業法人数     315,542

資本金 1千万円未満         199,907

1千万円〜5千万円未満    104,819

5千万円〜1億円未満      7,981

1億円〜10億円未満       2,494

10億円以上           341

C    平和不動産とは?

商号    平和不動産株式会社

設立    昭和227

本店所在地 東京都中央区日本橋兜町110

支店    大阪支店・名古屋支店・福岡支店・札幌支店

資本金   21492百万円

事業内容  1 賃貸事業

2 不動産ソリューション事業

3 その他の事業(設備保安管理、改修請負ならびに保険代理店 業務など)

D   戦前の取引所の承継者

明治11年に設立された株式取引所が昭和18年に統合合併され新たに日本証券取引所が誕生しました。この組織は、政府が4分の1を出資し、戦時金融機関性を持つ特殊法人として設立されました。

そこで、日本証券取引所の資産や出資者を引き継ぐ組織が必要となり、従来の取引所が所有する建物を現物出資により受け継ぎ平和不動産株式会社が設立され、その後、新設された会員制の証券取引所に建物を賃貸しています。

現在の平和不動産は、業態も名称も異なりますが、明治11年に設立された全国の取引所の系譜を受け継ぐ唯一の承継会社です。設立に際し日本証券取引所出資者39千人に平和不動産の株式を割り当てられたので、設立当初から4万人近い個人株主数の多い会社でした。

E   平和不動産の特徴

設立当初の平和不動産は、全国の証券取引所に建物を賃貸している建物賃貸業務が主な事業であり、取引所の売買高に応じた賃貸収入(スライド賃料制)が入る仕組みになっており、取引所の売買が活発に行われれば賃料収入も増えるとの思惑から、平和不動産の株式も活発に売買されるようになりました。

 平和不動産の株式は、1日の最初と最後の撃析売買で扱われるようになり、市況全体の変動に合わせるような値動きを続けていくようになります。

 昭和26年取引所が、市場性が高く、業種を代表するような銘柄を指定した指定銘柄制度が発足、その銘柄に選ばれました。しかし、平成3年この制度は廃止となっています。また、スライド賃料制度も廃止となり、取引所の賃料は通常の固定賃料となりました。

F   平和不動産が行ってきた開発事業

昭和39年から宅地開発をスタートさせ、その後戸建・マンション分譲、都市再開発と事業拡大しています。

主な開発事業として、流山平和台(千葉県流山市)、鶴川平和台(町田市)、布佐平和台(千葉県我孫子市)、大阪市北浜地区開発、名古屋市伊勢町地区開発、日本橋兜町地区再開発などがあります。

G   平日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトの推進について

@ 兜町の誕生

A 資本主義発祥の地

B 証券・金融の街へ

C 証券市場の近代化・システム化

D 「国際金融都市・東京」構想

E 大手町〜兜町地区の金融ビジネス拠点整備

F 日本橋兜町・茅場町再活性化取り組みの経緯

H    街づくり対象エリア・位置

I    日本橋兜町・茅場町の特徴

J    街づくり対象エリア内の保有資産

K    (仮称)日本橋兜町7地区開発計画

L    (仮称)日本橋兜町7地区開発計画 基本方針

M    (仮称)日本橋兜町7地区開発計画 金融関連機能

について、プレゼンテーション資料に基づき詳細な説明をなされた。

○現役時代に勤務しておられた平和不動産の成り立ちから現在までの変遷の歴史、今後世界に立ち向かうため昨年行ったプレゼンテーション資料(日本橋・茅場町再活性化プロジェクトの推進)に基づき、判りやすく丁寧な紹介をしていただいた有意義な講演であった。

5.閉会の挨拶(徳岡氏)

本日の懇談会はこれで終了します。

次回は、615日(土)に行います。多数の校友のご出席をお待ち申し上げます。

 

= 阪 口 記 =