どちらかというと私などでも
旅行計画やニュースからよく聞いたり
知ったりしているのはヨーロッパであ
って西側の方でしたという感じでした。
地中海を挟んで囲む地域の展覧会を見て
みて、内線の続くシリアなどは、
イスタンブールからエルサレム、メッカや
エジプトのカイロ、バグダットに繋がる
交通の要衝で中心であったようです。
今回、時期的に少し経ってしまったので
終わってしまいましたが、
東京都美術館で開催された
ルーブル美術館展
ー地中海 四千年のものがたりー
を見てきました。
名画を楽しむだけではなく、ヨーロッパや
中東、アフリカの上の方の地域を考える
視点が、歴史を辿りながら、特にある意味
偏った情報を日々目にしている日本人に、
新たに加えられるのではないでしょか。
ルーブル美術館には、今までは実際に足を
運んだことはないのですが、フランスを
中心とした名画が見きれない程あるという
印象なのですが、今回はフランスや美術の
教科書にないようなものも多いです。
ルーブル美術館の代表作のミロのヴィーナス、
サモトラケのニケ、モナリザの3点は
ギリシャ、イタリアという地中海の二つの国に
由来しています。
魚のいる海の中でイルカと遊ぶキューピットたち
ナポレオンのエジプト遠征
エジプトおよびオリエントを占領し、イギリス
の領土拡張を抑えることを目的としていました。
軍隊に多くの学者が同行し、エジプト文化の
調査が行われました。
ルーブルは一時はナポレオン美術館と改名され、
諸国から収奪された多くの所蔵品があったそう
です。
エジプトの守護神ベスの頭部
キング(チェスの駒)
クレオパトラ
東方と西方のキリスト教会統一の象徴
神聖ローマ帝国とビザンティン帝国なので
しょうか。私には宗派などあまり知識はあり
ませんのでよくは分かりません。
鎖帷子を着た十字軍兵士
イスラム王朝に対する十字軍やレコンキスタが
あり、イスタンブールやグラナダは陥落したり
攻略したり。アフリカ大陸の沿岸もありますが、
この頃は分断していたため交易や人の移動は
どうだったのでしょうか。
イスタンブールのパノラマ 一方向
ヴェネツィア艦隊提督ヴィンツェンツォ・カペッロ
地中海の貿易、軍事を掌っていたヴェネツィア
商人たちは東方イスラムとヨーロッパの
貴族階級の顧客の間に立ち仲介していました。
トルコ風衣装のイギリス商人レヴェット氏と
クリミアの元フランス領事の娘グラヴァーニ嬢