熱い想いの火の国へ

"能登半島"から、これから日本の各地の
美しいものを伝えていく、今回の
石川さゆりさんのコンサートが始まり
ました。最後から2曲目に歌いました
"津軽海峡・冬景色"と同じ年に発表された
曲です。

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初めて聴きに行きましたので、多くの
曲をまだ知らないで私は足を運び、この
ブログで書ける範囲にも限界は実はあり
ます。アンコールの曲を除いて、石川さん
が曲紹介をしてくれ分かったものもありま
した。

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今回の松戸・森のホール21の模様はCS放送
TBSチャネル1にて3月に放送されます。
是非見てください。そこで、ここの
ブログでの曲等、必ずしもあっていない
とかあるので、変なことも言えないので
すが、初回ですのでご容赦願います。

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続いて瀬戸内の曲で"波止場時雨"と続き、
"夫婦善哉"(新しい曲に"夫婦三昧"もあります)、
"ウイスキーが、お好きでしょ"を歌いました。

思っていた以上にというと失礼な点もあり
ますが、話も楽しいですし、声も若く、歌
もCDで聴くより明るいというのが印象でした。

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東日本大震災の復興支援に石川さゆりさんは
東北に赴き避難所を周り現地で歌を歌いました。
宮城県東松島市、私も高校生の時に奥松島には
行ったことがあるのですが、地元漁師の民謡
「浜甚句」に出会いました。そこから"浜唄"が
生まれたのですが、地元の漁師さんに実際に
歌ってもらうと一回ごとに歌が違ったそうです。
録音は何度でもできるのでと、ネクタイをしていら
してスタジオで曲を作りました。
今回のコンサートで石川さゆりさんの声の張
りやうまさなど他の曲に見られる以上に、
真剣さと曲に気持ちが入って伝わってきて
私は一番良かったように思いました。

ー休憩ー
隣の運河の近くから来た2人と流山のコンサート
や在来のたんぽぽの話をしました。
ー第二部ー

あんたがたどこさ 肥後さ 肥後どこさ 熊本さ
熊本どこさ 船場(せんば)さ 船場山には狸
がおってさ それを猟師が鉄砲で撃ってさ
煮てさ 焼いてさ 食ってさ それを木の葉で
ちょいと隠(かぶ)せ

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私も小さいときどこかで歌ったかは思い出せ
ませんが、聴いていて覚えている童歌です。熊本
は電車で乗り換える時間しかいたことがないで
すが、通潤橋で水のない地域に通したり、内部
を綺麗にするための放水など肥後の石工をその
頃読んだので、訪れたいです。

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立川志の輔NHK ためしてガッテンの司会で
お茶の間でもなじみが深いですが、実は落語の
稽古が非常に厳しく、石川さゆりさんもうどん
が喉が通らないほど習い、古典落語の名作「芝浜」
を行ったということです。コンサートでも落語を
最初にもらった扇子を持ち、借りていてついに
もらったという大きめの座布団に座り披露しま
した。

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"越前竹舞い"は、水上勉の小説「越前竹人形」が
モデルとなりました。喜助の母親によく似てい
る玉枝と名乗るその女性と一緒に暮らし始め、
彼女をモデルとした竹人形の出来ばえのすばら
しさで、京からも注文が入るほどになるのですが、
玉枝を誰かと見た以前の客がからと、悲しい話です。

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ライブで歌いながら衣装やオペラグラス、
プレゼント、曲にまつわる話など、ずっと演奏で
はなく、アーティストを身近に感じることが出来、
皆さんが特に知っている歌を終盤熱唱して、最後
"天城越え"とアンコールで、ほろ酔いに、歌って
ハイボールを飲んで帰りたい、そんな週末でした。

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