丸くないボールをQBでない人がよく投げると

1月の3日恒例のライスボウルが行われました。

アメリカンフットボウル日本選手権 Rice Bowl

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Tokyo Dome
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前半は、ちょっと勝負を急ぎすぎた感がありま
した。オフェンスは攻めてはいたのですが、
タッチダウンを狙い2度の4thダウンギャンブル
に失敗。

ハーフタイム前には両チーム合せて4本の
フィールドゴール。
パナソニックインパルス)12-3 立命館パンサーズ
でした。

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ゲーム開始前、麻生太郎副総理兼財務大臣が
始球式に登場して、ボールを蹴りました。

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経過は、試合が始まってから最初のインパルス
のオフェンスシリーズは、なかなか
パンサーズ・ディフェンスが前進を止めること
が出来ない感じでしたが、その後、ディフェンス
が何度かロングゲインは許しはしたものも、
どの攻撃にも全てのポジションでほとんど対応
していました。

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ロー・スコアな展開で、まだ前半戦でしたので、
少しずつ3点でも積み上げを図った方が良かっ
たように思いました。

第2クォーター前半終了間際、インパルスがパス
攻撃主体で攻め込みましたが、2ポゼッション差
(9点以上((6点:タッチダウン+2点:2ポイ
ントコンバージョンで追いつかない点差))に広げ
る以上にこの場面でタッチダウンを狙いました。
インパルスQBの高田選手(立命OB)は今シーズン
初めてのインターセプトを喫して終わりましたの
で、1プレイで逆転できる点差で前半を折り返し
後半になりました。(9-3)

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    ハーフタイムショー
はマーチングバンド優勝の YOKOHAMA ROBINS
演奏がありました。

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第3Qが始まり、パンサーズの攻撃はランプレイ
中心で3アンドアウトで終わりました。

インパルスは、スナップミスからの3rd down 22yard
をコンバートするなどドライブを続け、インパルスに
この試合初めてのタッチダウンが生まれました。
パナソニックが有利な展開になりましたが、2ポイント
を試みての失敗なので6点追加。ランニングバックが
投げて、空いていました。15-3

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13点差と14点差の違いですが、自分たちの
攻撃権があと何回廻ってきて、相手の攻撃権も
あと何回で、それぞれ加点があるので、残り時間
が11分を切っている時にするのが基本だと思い
ます。12点差となりました。

パンサーズは、ここでも3アンドアウトで攻撃権
を渡してしまいました。

次のインパルスの攻撃シリーズ。ここでもし、
タッチダウンを取ると19点差。

19点差になると、3ポゼッション差、オフェンス
で追いつくには3回の攻撃権が最低、必要となって
しまい、3Q終盤でロー・スコアの試合ではかなり
ダメージが大きいでしょう。よくパンサーズ・ディ
フェンスも耐えたと思います。

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フィールドゴールを試みます。が、仲里選手が
ブロックして阻みます。攻撃権がパンサーズに移
ります。

その後、直後のドライブ、再度4thダウンに
追い詰められパンサーズがパントを強いられる
場面で、パンターにスナップせず、別の選手に
スナップし、パンター宇治野(レシーバー登録
の兼任選手)がダウンフィールドに走り、ボール
を受けて持っていたワイド・レシーバー近江から
のパスをキャッチします。ロングゲインとなり、
一気にエンドゾーンに迫ります。そこでランニン
グ・バック西村が中央を突破し、パンサーズが初
めてのタッチダウンを奪います。ポイント・アフ
ター・タッチダウンのキックをまさか失敗してし
まい、15-9。成功していると5点差、2フィールド
ゴールでも逆転ですので、2ポイントコンバージ
ョン失敗が響いてきそうでしたが、6点差です。

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第4Q(最終クォーター)に入ります。

攻撃権が移ったインパルスはレシーバーがパスを
投げるトリックプレイを試みますが、パンサーズ
がインターセプト。

そこの攻撃シリーズで、25yardのロングパスが
QB西山からWR猪熊に通ります。パンサーズがFGを
決め15-12、3点差(フィールド・ゴール1本差)に
します。

その直後、キックオフのボールを、リターナーが
キャッチ出来ず、エンドゾーン手前でパンサーズ
がリカバーし攻撃権を得ました。しかし、ここは
攻めきれず、同点を狙いましたが得点を奪えませ
んでした。

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次のインパルスの攻撃をブリッツなどでパントに
追い込みました。
パンサーズはここでの攻撃権を得て、
QB西山からWR猪熊へ、54ヤードのタッチダウン
パスが通り、逆転に成功しました。この試合初め
てパンサーズがリードを奪います。
15-19の4点差で、最後と思われたインパルスの
攻撃にに移りました。

残りの時間・タイムアウトから、攻撃権を奪えば
(4回の攻撃で10ヤード進まなかったや、フィール
ドゴールを蹴らせ成功の後オンサイドキックを
パンサーズが押さえるなどその他で)ほぼ
パンサーズは勝ちを手中に収めますが、インパルス
は4thダウン4yardを迎えましたが、成功させます。
次にもインテンショナル・グラウンディング
(投げた位置まで脱退+ロスオブダウン)もあり、
ファーストダウン獲得まで残り20ヤードの4thダ
ウンを迎え、絶体絶命に追い詰めます。ここでパス
を受けたレシーバーがクロスして入ってきた別の
レシーバーへ、後ろへトスするトリックプレーを
決め、エンドゾーンまで走り切り、インパルスが
再逆転します。22-19

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この状況でパンサーズは、
1:31秒残っていれば、フィールドゴール
レンジ(蹴って入る位置)まで、進むのも充分とは
いえるのですが、さっきの場面で最後1つのタイム
アウトを使ってしまいました。時計を止められる、
またそのことでプレイの幅に少し余裕があるなど
はなく、細かいことが結構効いてきました。

パンサーズは、サイドライン際へのパスなど時計
を止めながらドライブを続けましたが、インテン
ショナル・グランディングで(投げた地点まで
脱退+ロスオブダウン+残り時間により10秒減算)
があり、最後49ヤードの長いフィールドゴール
に同点を懸けますが、入らないことが多い場面
でした。

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