2016年4月 Archives

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恋のもつれによって頭に血が上り、発砲。日本では銃刀法があるのですが、手元に拳銃があったら、実際に起こってしまうかもしれません。ミュージカル劇ですが、銃を除いてもこんな経験をしそうになったことが今までに、もしかして、ありますか?実際に起こった話を基に作られた『シカゴ』です。かつてシカゴ・トリビューン紙の記者だったモーリーン・ダラス・ワトキンが発表した戯曲が原作となります。イリノイ州シカゴといえば1920年台の禁酒法の時代、法を掻い潜りマフィアが暗躍し、街ではジャズが鳴り響いていました。歌に踊りが相まってそのようなストーリーが展開していくのですが、日本人にとってみると、言葉の壁で食わず嫌いな方もかなりいるように感じられます。反対にニューヨークに訪れた時には、見る予定に入れたいと、なんだか半分煮え切らないような感情が日本人とも思ったのですが、舞台の袖に日本語が映しだされます。東急シアターオーブは...
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以前の私たちが江戸に住んでいても、毎日の食卓に上がるものは東京湾をすくっただけでは到底まかないきれなかったと思います。その当時、世界ではイスタンブールに継ぐ人口2位ともいわれた江戸です。食べ物を運ぶのは、水運を利用しますが、利根川、江戸川は水の流れる方向は現在の様ではなく、その当時は大規模に改修している途中ですし、改修後も合流点の関宿まで遡ってから下ってくる川の道は距離と時間でも結構掛かった様です。蒸気はまだの時代でした。最初の頃は、銚子や常陸から利根川の水の上を通り、木下河岸から白井・鎌ヶ谷・八幡を経て江戸川ぞいの行徳河岸までを馬で運びましたが、ルート的にそれから、布佐河岸から平塚・藤ヶ谷・金ヶ作を経て松戸河岸に至る経路が多く用いられるようになりました。これらの道筋は「なまみち(鮮魚街道)」と呼ばれました。銚子(夕方)~布佐(早朝)~松戸(昼頃)~日本橋(夕方)...早朝のせりに間に合う...
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