明治時代に入ると武士を辞めた人、東京に上京して来た多くの人がいましたが、その中にも多くが食にあぶれてしまっていました。新しい土地を開墾するという政府の方針のもと、江戸時代には牧場として使われていた鎌ケ谷に新たに入植者が移り住んできます。千葉県の開墾地には入植順によって、番号の付く地名が付けられています。初富(鎌ヶ谷市)、二和(船橋市)、美咲(船橋市)、豊四季(柏市)、五香(松戸市)、六実(松戸市)、、、、、十余一(白井市)、十余二(柏市)、、、鎌ケ谷市郷土資料館今回訪れたのは最初に入植が始まった鎌ヶ谷市の初富。残りは近隣の市の入植地を列挙しました。農業を始めるというのも、思う以上に大変なこと。鎌ヶ谷のこの辺り一帯は大地が広がっています。手賀沼や印旛沼などの湿地帯は江戸時代に開拓されて水田が広がっています。その時代には農業としてはあまり手が付けられていない残りの土地に、しかも今まで農業をして...
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