やんばる、午後の森を歩く

ガイドウォークの入り口のゲートでまず目に
する木について聞かれて、葉っぱを見て何
の木なのか考えたのですが答えは当たら
なくて、木の名前を分かりませんでした。
その木には実がなっていてそちらを採って
かじります。

yambarygw01.jpg

柑橘類でジュースとしてや焼酎のフレーバーに
なっているシークワーサーの木でした。

yambarygw02.jpg

フェンスの入り口から入っていくと、まず湿地
帯が広がっています。この日はあまりカエルの
鳴き声は聞こえなかったのでしが、リュウキュウ
カジカガエルなどがいるそうです。

yambarygw03.jpg

よく見てみると
オタマジャクシやイモリがいました。

yambarygw04.jpg

やんばるの森は私の住んでいる関東地方より
も暖かく、蘭が自生しています。園芸用のラン
というととても種類が多いです。木の上のコケ
にではなくて、地面に生えています。

yambarygw05.jpg

あまり雨が降っても水分を吸収しないですし、
栄養分も乏しい赤土の表面は植物があまり
生えていません。そこに食虫植物の
コモウセンゴケが点在しいました。

yambarygw06.jpg

人の身長くらいあるクワズイモがトレッキング
コース脇に生えています。となりのトトロのシーン
で傘の代わりに使われいて有名ともネットには
書いてあります。近所の畑に生えている里芋の
葉っぱに似ていたので、イモと思いましたが、
野生の動物があまり食べないというところから
名前が付けられているみたいです。

yambarygw07.jpg

松の木です。冬も暖かい沖縄では冬に害虫を
集めて燃やすために菰を巻くということはしない
そうです。

yambarygw08.jpg

リュウキュウアオヘビという名前だとおもいます。
蛇がいました。道すがら2度会うことも珍しいそう
です。毒はなく、おとなしいみたいです。

yambarygw09.jpg

セミがいました。こちらはアブラゼミの仲間と
思います。日本には36種のセミがいてそのうち
沖縄には19種類が生息しています。私が歩いた
時間帯、これから雨が降ってきそうな感じだった
ので、あまりセミも鳴かないのかなぁと思ったの
ですが、ツアーは最後まで天候に恵まれました。

yambarygw10.jpg

写真では大きさは分かりにくいですが、大きな
ナメクジがいます。いることに気が付いてみる
とあちこちにいました。森林の下、湿った
木の幹にくっついています。

yambarygw11.jpg

シダの仲間がたくさん生えています。木の高さま
で成長した木性シダ(クロヘゴ)の群落や
トレッキングルートの脇にも小さめなものも生え
ています。この時期葉っぱの裏にブツブツの
胞子はできていませんでした。他の植物と葉っぱ
の形が違うのでインパクトがあります。

yambarygw12.jpg

オキナワキノボリトカゲもあちこちにいました。
関東のトカゲは木の幹を上らないですが、
ヤモリは別にいてこちらはトカゲです。
噛まれるので尻尾をつかんで持ちます。
トカゲのしっぽ切にはならないみたいです。

yambarygw13.jpg

アタビーポンドが先程イモリがいた池。
分かれ道に至りました。

yambarygw16.jpg

幹の表面の色が違いまだら模様になって
います。細菌が生えていて、その違いにより
まだらな色にデコレーションしたようになって
います。

yambarygw17.jpg

木の幹を突いて穴を開け巣にするキツツキ
の仲間。ノグチゲラは穴の大きさがもっと
大きく生きた樹の幹に巣をつくるようです。
こちらに沢山空いた小さな穴は朽木の
ようで、コゲラが巣を作っているか以前巣に
していた様です。

yambarygw18.jpg

ガイドさんも実に穴を開けアクセサリーにして
いたどんぐりイタジイ。本州のどんぐりより大きく、
ずんぐりしたクヌギの実くらい太く、長さがその
倍くらいになります。生っているのはまだ成長
途中のものです。

yambarygw19.jpg

これで出口の方に向かいましたが、そこに
イチジクの仲間の実が付き始めています。
枝から急に実を付けるところが珍しいです。

yambarygw20.jpg

映画のロケに使われた鬼太郎ツリーハウス
のところで記念撮影。小動物や植物について
説明をいただき私も詳しい方だと思いますが、
事後に書いているので正確ではないところも
あると思います。

yambarygw14.jpg

やんばる学びの森ガイドウォークに参加した
記録です。やんばるくいな、リュウキュウ
コノハズクなど夜に見られるものもあります。

No TrackBacks

TrackBack URL: http://www.melotone.net/sfjournal/mt-tb.cgi/124