宿へ向かう途中に降っていた雪は、温泉駅に着いてみると積もっていました。発車3分前に乗った電車は途中、今市で駅の乗り換えのために一旦外の道を歩いて、その時にはまだうっすらとしか雪は積もっていませんでした。夜、レストランが全て閉まっているかもしれないので、閉店間際のパンコーナーで半額になっている手作りパンを4つとビールを2本。日光 ベルジャン ストロベリーの瓶ビールは栓がしてありました。下今市駅の待合室にコカコーラの年代ももの小瓶の自動販売機があって丁度よかった、栓抜きがついていました。でも展示用でした。河地湯本温泉駅へ至るの最終電車に乗りました。

翌日はビュッフェの朝食の後も温泉に入ります。朝食会場には家族連れ、カップルなど思ったよりも食事をしている人たちは沢山いましたが、温泉はゆったりと浸かれました。その後、雪道を駅まで歩きます。駅のホームにも電車に乗るのを待っている人たち。緊急事態宣言が解除されていた頃、人は結構いました。私は龍王峡駅に向かいます。

五龍王神社の鳥居を潜り、奥の方からは道脇に手摺りが取り付けてある、降り斜面の遊歩道を降りて行きます。人が何人も歩いたあとに雪が溶けて固まった滑りやすい階段の箇所があります。除雪作業をしているおじさんもいます。日本語と英語を使うバイリンガルの女性二人連れがいました。雪にも関わらずこの辺りにも観光している人はいて、来た道を登り駐車場に戻る様です。

虹見の滝、堅琴の滝を見た後、虹見橋を渡り鬼怒川の対岸に沿って歩きます。ガイドマップには途中の横の辺りに「底なし沼」があります。私が歩き出した時には、私以外に会話をしている大学生くらいの青年2人がいました。彼らは暫くすると前方の方、先へと行ってしまったので、それから1人の時間になります。予報ではあったけれど、予定にしていなかった雪景色。朝出かける時にゆっくりと歩くことにしていました。2ヶ所目の訪問計画をなくし、予定をこちらのみにします。

雪が積もっていなかったら遊歩道を歩いていると分かりますが、この雪では道であるところと無いところが分かり辛いです。足を踏み出すところ、ですhq既に数人が通った足跡が雪についています。そちらが目印になります。15センチ程の雪積なので、あんまり大した事のないような気がしますが、道が分からくて大変と思います。考えてみると、自分で道を切り拓くではなく、人の後を通ることに考え方を変えてみると、容易いのかもしれません。挑戦することと反対のことを実感します。

積もった雪は自分の重さを軽くしてくれます。前方は進む度、足を前に出して着地する度に、雪がクッションになって優しく感じます。都会では積雪の翌日、路面が凍り、転倒に注意しないといけませが、栃木に来て綺麗な雪景色の中を歩けました。すべったのが5回、転びそうになったのが4回、そのうち1度だけ右手のひらを地面につけました。

むささび橋をこちらへ再度渡り、堀口大学詩碑、大観、五光岩、兎はね、かめ穴を通過します。雪で覆われいていて分かり難いものが多いのですが、向こう岸までジャンプ出来るくらいの距離で近いところがあります。雪の積もる時期、動物は冬眠しているものが多いのではないかと思っていましたが、思った通り熊注意の看板があります。どの動物とも遭遇はなかったです。

鬼怒川沿いから散策のゴールにしていた白岩のバス停まで、渓谷を上えとジグザグの道はを通ります。雪のしたに引かれた道は整備されている様ですが、雪に覆われ人が通った足跡がありません。他の人たちは鬼怒川沿いを先へ歩いて行った様ですので、バス停まで足跡を付けるのは私が最初。ここを登り切ると展望台がありました。それから車道の方へ百か二百メートル進むと丁度、視界に道路が見えた瞬間、バスが通過して行くのが見えました。関係のないバスが通ったのかと、バス停の横まで来て標識を見ると、川治温泉方面への下りでした。もう3分早ければ乗れていました。鬼怒川温泉方面の次のバスが来るまで、1時間強ありました。ここで何もしないで1時間待つということもできると思いました。スマホでタクシーも呼べる時代なんですけどね、、、。私一人の訳でもなく、車が通行する道路のトンネル入り口には、警備員のお兄さんがいて、無線で繰り返し言葉の信号を相手に送っています。雪の中、何時間、勤務で立ち続けているのか? でも仕事にポジティブな印象をこちらはもらいます。

待っている時間、木の枝の間から向こうにダムが見える景色の中にいました。ダムからの放水警報や昔のポイ捨ての看板を見ます。足元が新雪だと、足の裏を地面に垂直にしないで、足首をひねって斜めに着地したり、寒さの中にいるというか、普段していない伸縮をしました。

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