食べ物がなくなったらコオロギを食べますか?感情的にはダメだけど、何にも食べるものがなければしょうがない。と普通は思うかもしれません。

昨年、大昆虫展 in 東京スカイツリータウン®〜知ってビックリ!昆虫のすごい世界〜に行って、その後テレビでもコオロギを養殖しているという話題が取り上げられました。そこでは大企業でも取り組み始めていると云っていました。

チョコレートを食べてみて、何も言われなかったらいつもとは同じでないと思っても、まさか蚕の粉も混ぜていること、人間の舌は気付きません。コオロギも姿・形をしていなくて、食品に加工されているので、告げられなければ口にいれても平気です。

そこで何かあったら、家の近くの休耕田で、虫を捕まえてくればいいのか、と思った方もいると思います。食用にはフタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギが用いられるのです。原産が東南アジアなどで日本の固有種ではないです。家の近くで捕まえてきたものの品種を確認し、食べても大丈夫かを確認する作業がいるのです。また、飼っているコオロギは体長が小さいのでケージから逃げてしまい、もともと日本に住んでいる在来コオロギや生態系にも影響があるのです。

子どもたちが喜びそうな日本の昆虫。金網を張った小屋の中に放されていました。逃げない様に2重になった出入り口の中に入ると、原木(げんぼく)や天井にカブトムシやクワガタムシ。角が大きなオスばかり見つかりますが、探して行くと、短い毛の様なものが生えたメスもいました。この日は、夏季の最後の時期。虫にもそれぞれ寿命があります。冬、カブトムシは幼虫です。クワガタムシは成虫と幼虫の両方です。

カッコイイ、ツノやカブトの世界の虫がプラケースに入っています。子供たちに大人気ですが、持ったり手にとったりはできないです。爪が強すぎのもいると思います。私が子供の頃、家の近くにいたのはカブト虫とノコギリクワガタ、コクワガタの3種のみです。

空を飛ぶバーチャル体験もできました。ゴーグルをして両手を広げ、トンボになります。人は空を飛びたいと思います。だけれど、空中にいたことがないので、そこでどうしていいか分かりませんでした。空から下の森や建造物を楽しむより、上手く操作できずに落ちてしまいそうに感じます。トンボは急降下や急旋回します。

この日運よく、昆虫食研究家・キャファールさとうさんの講座を聞けました。お菓子も口に入れるまで抵抗はありましたが、おいしかったです。私的には、野草や魚を食べることに加え、虫も食料として考えてみるきっかけになりました。食べれなそうなのもいるので、詳しくなってからです。帰り際に、「信州人虫を食べる」信濃毎日新聞社を購入しました。

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