琵琶湖湖畔の自然と生き物たち

台風が襲来間近だった昨年の秋、雨風を
よけて色々と勉強もできる行き先へ、
道すがらは少し心配もありましたが
向かいました。

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草津駅前からでる近江鉄道バスは出発15
分前。ハンバーガーをテイクアウトし
お釣りは、この天候の中にいた学生さん
のあしなが育英会の箱へ寄付しました。

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2、3日の間に降った水をこの辺り一帯
の田んぼと琵琶湖の面積に蓄えられると
すると、洪水はこの近辺では大丈夫なの
かもしれないと思ってみたり、琵琶湖の
水位を10センチ上げる降水量は、流れ
込む周辺河川を入れてどれぐらいだろう
とバスの中で考えていました。

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滋賀県立琵琶湖博物館へバスが到着し、
道路脇から博物館の屋内へ入るまでに
着ていた服は相当に濡れてしまいました。
入り口のチケットブースで"水生植物公園
みずの森"の共通チケットを勧められ
ましたが、天候が天候なだけに、屋外での
観察は今回は無理でした。こちらは、
草津市の施設ということで、また別なの
だと言っていました。

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博物館の見学をスタートさせましたが、
幅広い展示をみんな観ようとあまり無理
せず、琵琶湖に住む生きた魚を中心に
見て回りました。夜に台風が通過するので
明るい内に帰りたいとは思っていました。

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琵琶湖にも昔からもともと生息する固有
種の魚が多くいますが、近年では絶滅
危惧種となってしまっているものも多く
います。私は釣りをしていて、もちろん
釣り上げた経験はありませんが、
イチモンジタナゴという魚がいます。
飼育や研究をして再度増やそうという
取り組みの模様も展示されています。

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琵琶湖でなめったに見られなくなった魚
ですが、京都市内の平安神宮の池に生息
していて、繁殖もしているということです。
パネルには京都の水道を賄う琵琶湖疏水を
辿って来て、元々いたとありました。
洛中へ向かう辺りは山になっている
ので、水は高低差のある蹴上付近をどう
通っているか、魚は人為的に放流された
ものなのかもしれないとも考えました。

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滋賀の伝統食ふなずしや鯉の筒煮、ギギ
の蒲焼きを初め、ヒガイ、ビワマス、
ホンモロコ、セタシジミなど
人が食べる為に漁が行われているもの
数多くあります。川魚屋魚滋という
魚屋さんがあって展示されています。

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琵琶湖は面積と貯水量で日本で1番大きな
湖です。(面積 2.霞ヶ浦、3.サロマ湖)
(貯水量 2.支笏湖、3.洞爺湖)。また
世界の湖の中でも3番目に成立が古い
古代湖であると考えられています。
(1.バイカル湖、2.タンガニーカ湖)。

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世界で唯一淡水のみに生息するバイカル
アザラシが、水族館ではないのですが、泳
いでいて餌付けなど子供たちが水槽の前
に集まっていました。福岡県の"マリン
ワールド海の中道"からやってきたと載って
いました。マリンや海。淡水に住んで
いると分かってもらっていましたか?
どんな魚や貝をバイカル湖(ロシア)では
食べていたか気になりました。


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会場の広間では甲西高等学校吹奏楽部の
アトリウムコンサートが行われていました。
近江のものを遅い昼食を食べ、企画展示と
お話"小さな淡水生物の素敵な旅"をバス
に乗るまでの暗くなる前の時間に見学して
台風の中、駅の方へ戻りました。

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