試合に負けないで、勝つことが決着する地
点が、1回から9回の終わりへ経過してい
くところであります。
ワールド・ベースボール・クラシック
2次ラウンド プールE
日本 VS イスラエル 東京ドーム
2017年3月15日 (水)19:00~
WBC、日本が2次ラウンドの勝ち抜け、
決勝トーナメントへの進出条件としては
試合前の地点で、イスラエル戦は失点率
から9回4失点以内でした。
失点率云々だけでなく、野球の国際大会
での試合としては、点を取られない
ディフェンスが大切だと思います。
1点も取られなければ絶対負けないことも
ありますが、先年の強化試合からは打ち合
いの試合も目立ったよう気がしました。
日本の先発投手、今大会2試合に中継ぎ登板
して計4イニングを無失点に抑えている千賀
(ソフトバンク)がマウンドに登りました。
一方、イスラエルのチームとはいうと、
イスラエル代表に最終選考された、28人全員
がユダヤ系アメリカ人でメジャーリーグで
プレーした経験があるのは10人となっています。
当該国の国籍か永住資格を持つかもしくは、
出生している、親の出身国である場合には、
代表としての資格を持つそうです。
イスラエル先発のゼイド選手は移籍した
アストロズで2013,14年にMLB経験のある投手
です。
序盤から、これまでの試合とは打って変わって、
1点も許さない投手戦となります。千賀投手の
打たれたヒットは1本(2四死球)5.0回、ゼイド
投手は4安打(2四死球)ながらも粘投で4.0回を
0点に抑えました。
6回、先頭の筒香がバックスクリーンへホームラン
を放ち、0-0の均衡が破られ(0-1)た直後、
内川が四球を選び、坂本がヒット、松田の2塁打
と繋がり2点目(0-2)が入ります。続く小林の
3塁横のゴロは1塁へ走り内野安打(0-2)となり
ますが、ライン内側へ駆け抜けたため、一二塁間
に挟まれてしまいます。それを見て、3塁ベース
にいた松田がホームへ走りますが、松田が挟まれ、
三塁へ戻るヘッドスライディングで奇跡的に
セーフになりました。
試合を決する所に繋がる、ここがこの試合の
勝敗を決着するポイントになりました。残り
3回の攻撃で、日本のブルペン投手陣を考える
と3点差ならイスラエルも追いつけそうですが、
4、5点となると中々追いつき難いです。
1塁が空いているので次の山田を敬遠して
1点も余計にやらない策に出ますが、打席の
菊池がタイムリーヒット、青木が押し出しの
デッドボールで0-5となります。
試合の結果 イスラエル 3 ー 8 日本 でした。
満塁の場面での投手交代は、代表に招集された
ピッチャーが先発要員であったり、ブルペンから
ダイヤモンドへ、球場の緊迫した雰囲気のなか立
つので、中々難しいこともあると思いました。
ランナー無しの場面でマウンドに上がるのと勝手
が違います。最初は簡単な場面がいいというのも
ありますし、侍ジャパンは6試合負けていないの
で、アメリカでの公式戦でない場面で
シカゴ・カブスとLAドジャースに負けておくのも
落ち着くところかもしれません。準決勝の
アメリカ戦はトーナメントで今までの結果が何方
にしても、スポーツの勝負になります。
張り詰めた試合が急に決する微妙なもの
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